昔ジャズ喫茶(店にあるCDをかけたり、生演奏を聴かせる喫茶)がそこかしこにあったというが
いつの間にかなくなってしまい、おじさんの思い出話でしか聞くこともなかった。
ジャズ喫茶で日なが悪友とたまって大学をサボるという日々には少々憧れを持っていたがそれもできない。
そんなジャズ喫茶に最近通いつめている。
ただ自分が最近足を運ぶジャズ喫茶はバーチャルにあるものである。
昼間は全くやらず、人が寝静まった頃に開かれる。
音楽を聞かせるだけの時もあれば、喫茶の主人の声配信(音楽の解説や人生経験から思うことが主)や主人が常連客を呼んでしゃべること(客イジリなど雑談が主)
もある。
最初は音楽だけをかけ、人が集まってきた辺りに声の配信を始めるかどうか考えるようだ。
時間帯は早い時間でも深夜1時過ぎ、大体2時から3時から始まり、4時から5時ごろに終わる。
遅い時は朝の7時前までしていることもある。
時間は主人が決めているので、○時までと決めていながらダラダラと長続きすることが多い。
おかげで主人は毎度自己嫌悪と感謝を述べてお開きにするのだが、遅くまで聞くのは物を知った大人の責任である。
音楽はジャズ喫茶だけにジャズをBGMにしていることも多いが、古い洋楽や邦楽、ごくまれにJ-POPが流れる。
リクエストを受け付けることもあるけれど、基本的に主人の選曲によるところが多い。
「聞いてもらう」よりも「聴かせる」スタイルで音楽は流す。
主人は50代で青春時代ジャズを始めとする音楽に浸っていたので
音楽に関する知識が幅広く、選曲には定評がある。
また、声に渋みが有り、その声から語られる音楽解説は深みのあるものである。
ちなみに形は喫茶だが、バーチャル故何も出ない。(このことは不文律である)
客は主人の知り合いの40代が多い。
主人のもとからの友達だったり、以前よその人を積極的に呼んで喫茶を開いていた頃に友達になった人なのだろう。
主人が50代で古い曲を流していることが多いので曲にまつわる思い出に浸りたい人が多い。
ピリリと辛口コメントを発する人、冗談が多い人、よく笑う人といろんな人がいる。
色々なことを語るが、節操と常識のある面々なので場が白けるようなことはほとんどない。
(ただし以下に述べる若輩者がしゃしゃり出る時はこの限りではない)。
友達の友達のつながりで20代も来るけれど、自分がいちばん常連の中で年下である。
主人と自分の関係は自分が配信をしていた頃のリスナーだった人である。
何も気にせず流していたBGMに気をとめたことがきっかけになり、贔屓にしてくれたのだが
自分が様々な事情でやめることになってからは、自分で勉強して喫茶を開くことにしたようだ。
主人は自分を「配信をはじめるきっかけを作った人」と呼ぶが、ただそれだけである。
自分は喫茶の中で末席にいることが多い。
年のとり方が足りないので、なかなか思い出話に入れないからだ。
寒いギャグで場を暖めようといつも必死だが、その一方、何かピンとくる音楽や表現はないものか、仲良くなれないかといつも耳をそば立てている。
最後に喫茶のURLを貼ろうと思ったがそれはしないことにした。
人は大事なものを扱う時他人にそう簡単に教えることはしないように振る舞うからだ。
・ふと気に留めた言葉を書いておく話
先ほど書いた「ジャズ喫茶」で耳にした言葉、自分で考えたことを書いておこうと思う。
バカを知った利口になる
寂しさ→強がり→開き直り→悟りまでのプロセス
強がりと開き直りは紙一重で
開き直りに至れば悟りへは簡単
なるべく小さな幸せとなるべく小さな不幸せで満足したい
※元ネタはブルーハーツの「情熱の薔薇」
※元ネタはブルーハーツの「情熱の薔薇」
腹八分目で満足できる精神と体が欲しい
10割だしたら次も10割プラスアルファ要求される
タイムマシンが使えたら過去の修正にてんてこまいになる
過去は変えられる。
卒業アルバムを見る10年後、30年後の自分が見る度に印象を変えるように
今のみに意味を見出す
ワクワク感を追い求めるために人生を生きる
何に照らしあわせて反省するかということについて
欲深さ 怒りの心 理性的な思考態度
に照らし合わせてどうだったか反省
腹八分目を知らない心
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