2013/08/06

刑事事件の裁判傍聴記-僕の小規模な嘆きその23

・裁判を傍聴した話
先日ある刑事裁判を2つ傍聴した。
そのことを今のうちに書き記しておく。

一つは窃盗事件の判決だった。

自分を含めて2人しかない傍聴席で大変寂しいものだった。
てっきり刑務官に付き添われて出てくるかとおもいきや、
開廷ギリギリで1人で入ってきた。
一旦釈放されていたのかもしれない。

被告人の男性は若い男性で色黒の小柄な人だった。工事現場に転売目的で金属を盗みに入ったそうだ。

判決は執行猶予付きの有罪判決。あまり反省していないように見えた。


もう一つは殺人事件の裁判員裁判だった。
裁判員裁判だけあって傍聴者の数も多く、格が違うかと思わされた。


高齢の父親殺しの事件の裁判。
被告人は優秀な弟と小さい頃から比較され続け、その度に暴力を父親から受け続けてきた。
ある日も仕事が無いことを理由に口論になり、殴りかかる父親から守ろうと包丁を出し、もみ合いの末に「偶然」刺してしまったという。


さて刺したのが被告人に殺意あってのものか、
父親からの暴力から身を守ろうとしたが故の過剰防衛なのか、
というのが事件の争点となる。


自分は裁判官でも裁判員でもないからこの事件に直接立ち入ることはできないが、
お互いに言い分があり、一概にこれとは言いようのないものだった。


これから先、証人への質問や被告人への質問等を挟んで判決が言い渡されるとの事だったが、
そのスケジュールが過密(連日続く)ので
さすがにそれを見るだけのために毎度裁判所に足を運ぶわけにはいかないものだから
それは断念することとなった。
後日新聞やテレビなりで判決を見ようと思う。

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