2014/10/28

優しいだけじゃ愛されない-僕の小規模な嘆きその49

・社長の家の話
偶然にも社長の家の場所を知った。
通勤する途中の駅の近くらしいので、先日の休みにちょっと行ってみた。

住宅が密集している地帯にドンと社長の家があった。
門が固く閉ざされていて、その近くには車が一台止まっている。
車種はわからないけど、高級車ってことは明らかにわかる。

なんだか羨ましくなって、酸っぱいブドウのキツネのように
「でも線路の近くだからきっと列車の音がうるさいはずだ」と思うことにした。
でもよく考えると、線路の側には広い庭もあるようだし、第一線路のすぐとなりに
家があるわけでもないようなので
実はそんなに列車の音は気にならないんじゃないかと思えたりする。


・妄想の話
随分都市化された中洲があるとする。
そこには商業施設も公共施設も教育施設も全部揃っている。

そこで生まれ育って一度も中洲を出ることなく一生を終えることはできるのだろうか。
・・・たぶん理論上できるんだと思う。
というか実際にそうやって一生を終えた人とかいるんじゃないのか?
(短い一生を終えた人とか)

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スーパーの片隅に衣料品コーナーを見つけた。
こんなものも売っているのかとしばし眺めていると、これだけで全身コーデを作るとしたら
どうなるんだろうとふと考えた。

上は肌着のようなシャツしかない。これを着るしか選択肢はない。
下はなんとパンツしかない。ただパンツはボクサー・ブリーフ・トランクスの中から選べる。
足元はものすごく充実している。
靴下は十数種類あり、サイズもデザインも選べる幅がある。
靴はないものの、サンダルがこれまた10種類ちょっとあってサイズもそれなりにそろっている。

これだけでコーディネートすると・・・
上半身は肌着、下半身はパンツ一丁、靴下を履いた上にサンダルという変質者スタイルになる!
足元がおしゃれにできる分、変質者度が上がりそうだ。

想像した途端、ちょっとおもしろかった。


・思い出して切なくなった話
昔TBSで「サバイバー」という番組が合ったと思う。
どこかの島で若い男女が閉じ込められ、幾多の試練を乗り越えて最後の一人が賞金を獲得する、
という番組だった気がする。

その最初の最初でいきなり「グループの中でいらないと思ったやつをみんなの投票で1人脱落させる」というものがあった。
まだお互いのことを知っていないのにどうやって選べばいいのか、と迷っただろうが
ほぼ満場一致で選ばれたのは一人の男性だった。
その彼が切ない。

どっちかというと積極的じゃなくて、
運動神経もいいほうでもない、リーダーシップもなさそうだし、もちろんイケメンでもない
優しいだけがとりえの男だった。
それがなんだか自分に似ていて、もしあの場に自分がいれば
この男性に代わって投票で追い出されていたんだなぁと
切なくなった。



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