・チラシの効果の話
数日前、Twitter上で「52円」がトレンドワードに乗っかっていたことがあった。
何のツイートかは大体察しがついていたが、どうして今頃なのかと思って
ツイートを見ていくと、
郵便料金改定のチラシが家のポストに入っていたという内容だった。
郵便料金改定の告知は12月に成されていて、しかもニュースになっているのに
どうしてそんなに話題になるのか、
ツイートをするということは実はこいつら今まで4月から郵便料金が値上げすることを
知らなかったんじゃないのか?と上から目線に立ちたくなったが、
立ったところでどうってわけでもないのでそれはやめた。
ただ、一つ思ったのは
お金はかかるけど大規模にチラシをポンと投入したらそれなりの広告効果はあるという
ことは理解できた。
どの世代にも満遍なく届くという点では、
案外1回テレビでCMしたり、ウェブ検索の最初に乗っけるよりも広告効果はあるのかもしれない。
・都知事選を振り返って思う話
先日、都知事選があった。
自分は都民ではない(ついでにいうと東京に行ったことすらない)ので選挙には関係無かったが、
2020年のオリンピックをどのような形で開いてくれるのか、そこに興味があったので
ニュース番組は都民並みに見ていたつもりだ。
結果として舛添さんが当選したんだけど、
無難な選択を都民はしたな、と思う。
演説を聞いて思ったことだが、政治家出身だけあって、言葉の選び方がうまい。
他の候補者が、多少煽ったり、具体的な数字を出しながら有権者を引きつけようと
したのに対し、
可もなく、不可もない、無難な言葉の選び方でこの人は演説を乗り切ってきた。
この先も大胆な発言もないままこの人は任期を全うしていくのだろう。
ところでこの選挙は投票率が過去3番目に低い選挙だった。
投票日前に大雪が襲ったという事情を差し引いてもこれは低い。
いつもどおりメディアは都知事選を国政選挙並に盛り上げてくれたし、ネット選挙もできるようになってこれまで以上に選挙運動が活発になったと思っていたのに、この投票率の低さはおかしい。
自分はメディアの報じる、事前の当落予想がその原因の一つになっているんじゃないかと思う。
無難なことしかいわないA候補と面白い政策を主張するB候補がいて、
A候補が圧倒的に優勢でB候補がそれを追う展開です、ってメディアが報じたとする。
すると有権者の中には、本当はB候補に当選して欲しいんだけど
どうせ自分がいったところでA候補の当選は確実なんだから行かなくていいやって投げやりになって
せっかくの選挙権を放棄してしまうことにつながってしまう。
選挙は一種のエンターテイメントだ。
結末は最後までわからないのが面白い。
映画を見ていて、途中でこの登場人物はこれからこうなってね・・と隣でささやかれたら
その後見る気をなくしてしまう。
メディアは隣でささやく人にならず、もっと政策を、候補者の主張を述べて欲しい。
ついでにいうと、今どきネット選挙とか言うけれど、
ネットを使う人はまだまだ限られている。全国民に浸透しているとはいえない。
テレビのデータ放送に候補者の主張や政策を表示できないものか。
(自分が知らないだけでもうやっているかもしれないが)
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