2013/09/21

「ネズミの進化」の歌詞解釈-僕の小規模な嘆きその34

・歌詞の解釈をする話
スピッツの中で一番好きな曲「ネズミの進化」の歌詞を
自分流に解釈したいと思う
(もちろん草野流解釈が正しいことは承知済み)

(歌詞を全部載せるのはアレだし、シングルになっていないアルバム曲の
歌詞解釈は需要が無いと思うので
歌詞を知りたい人はググッて貰えばいいと思う)





ネズミの気持ち


始めの気持ち~
→負けても負けても戦い続けるという不屈の精神を持った人間である。 しかし、何も考えずに戦い続けているわけでもなく、この現実には多少の不満はあるようだ

言い訳するだけ~
→しかしそんな状態でも戦い続けていれば「目覚めたネズミ」になれると思い続けている。 目覚めたネズミとは今は弱小でも、
秘めたるパワーがみなぎって強くなった自分のことを指すと思う 
そのためにこれまで通り戦い続け、いつか相手を見下す位置につくようなネズミになってやるという決意表明が表れている。


じっとしていたら~→
じっとしていたり、そのまま進むという正攻法のやり方ではボコボコにされている現状。 
道が拓けないかあがいていたら、
自分の知らなかったあらゆる選択肢が今の世の中にはあり、
そこでは自分が成功できる可能性があると見出したか


遅い気がしても~
→しかし彼は正攻法でやられ続けて自信喪失状態になっていた状態があまりに長かったせいか 自信なさげで、他人からは目立たない人間(小さなネズミ)に変身しようという小さな決意が表れている。 
彼がネズミになる理由は奴ら(彼を負かしてきた人たち)から逃れるためが一番大きい。 奴らに睨まれても追いかけられても
自分だけの楽園に逃げ込めるような小さなネズミになりたいと
心に決めているようだ
(これはまた願望と言い換えることもできる。彼は消極的理由でネズミになることを選んだからだ)


 
君の言葉を信じたい~
→君とはだれか定かではない(これが一番の謎)
どんなことがあっても自分は今までの自分とは違う、
「他人が到達しないような所or他人がその存在すら思いつかないような場所で自分なりの幸せを手にする自分」になってやるんだという決意表明で溢れている。
それは「長い長い長い」という長いの3つ繰り返しに端的に表されている。


こうしてみると、1番と2番は微妙に違うだろう。
最後にネズミを目指す行動は同じだけど、ネズミになる決意の意味とネズミのイメージが微妙に違う。
一番は他人に負けるものか、自分は勝者になってやるという気持ちでネズミになるというもの、
二番は他人との競争に敗れた末、他人が入ってこないような楽園を見つけようという気持ちで
ネズミになるというもの、
こう考えると自分は2番が好きである(昔は歌い出しが好きだったから単純に1番が好きだった)

自分は人生目標の一つに「人のいないところで幸せを獲得しに行こう」ということを考えているから、
ネズミの気持ちを聞いて(2番のような)ネズミになりたい自分の応援歌になっている。

あと関係ないけど、名フレーズは実は2番のAメロかBメロに埋もれていることが結構多いと思う。


・小梅ちゃんの話のその後の話
以前ブログに自分は小梅ちゃん(という林静一作のキャラクター)が好きだと書いたら
クマがそれに反応して
「小梅ちゃんのこと書いちゃダメ!」と
理不尽に近い抗議をちょうだいした。

単に嫉妬の類だろうと思っていたけど、
クマと小梅ちゃんが脳内でリンクされたので、その共通点を考えてみようと思った。

まずはうつむき顔が似ている。
俯き加減がすこしだけ首をこくっと曲げて、ため息を今にもつきそうな顔
そしてどこか遠くをみるような眼
肌の白さも似ているし、髪の毛のサラサラ感も似ている。

まぁいろいろ挙げたが、やはり物憂げな顔がクマとよく似ている。
そして、物憂げな顔に注目する辺り、
物憂げな顔にドキッとしてしまうのだろうか(2度目)



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