2019/01/30

まだ喉が腫れている感じは残っている(2113日目~2119日目)

1/8(2113日目)
ハローワークへ土曜日にもらった意見書を出しに行く。
意見書を見ながらいくつか質問があったくらいで淡々としたものだった。

帰りに葛根湯と栄養ドリンクを買って帰宅。
今思えば、咳に効果がある高い風邪薬も買っておけばと後悔している。


1/9(2314日目)
はじめての認定日。
年末に雇用保険の説明会に行ったので、これで認定が認められる。
認定はあっという間にすんだが、驚いたのはこの認定も求職活動としてカウントされることだった。
極端な話、認定日に毎回行きさえすれば他のことをしなくても失業保険が貰えつづけることもできるのだ。

薬を買い、区役所に行って保険料の減免の手続きをする。
保険料が大分減ることを知り、こちらも驚いた。
必要な手続きは怠るものではないなと感じた。

クマから返答がきたので、自分にとってのクマの存在意義、喫茶Hに行く意味、自分が分からないところを伝えた。
だいぶ長文になったが、伝えるべきは伝えたと思う。


1/10(2115日目)
起きるとのどの痛みと悪寒がある。

寝ている間にクマから返事があった。
今回の件については一件落着。
これでわからないことがはっきりしたので、そこをクマに聞いて行こうと思う。
わからないだけで意味のない憎しみが生まれてしまう。

加湿器とのど飴、熱さまシートを買う。
ついでにおにぎりと惣菜も買った。

夕食は買ってきたものを早速食べる。
元気になるのが分かる。



1/11(2116日目)
悪寒はないものの、のどの痛みはまだある。
のどぬ~るスプレーで一時的に楽にはなるが根本的な解決にはならない。



1/12(2117日目)
喫茶Hに行く。
お腹が空いていたので味噌汁と目玉焼きを頼む。ご飯も頼めばよかったかなと考えながら食べきり、結局後になってご飯を頼んだ。

夜はセクシャルマイノリティの人と一緒におしゃべりをする、という企画に参加する。
生まれて初めて隣にセクマイの人がそばに座っているという経験をした。
感想は、喋ってみれば全然普通の人じゃん、というもの。
頭では分かっているのだ、そんなの昔から。でも、どこか別の世界の人で実はこの町には存在していないと思っている自分もいたわけで、今同じ町に住んでいて喋ってみるとどこにでもいる人と変わらなくて、無意識に作っていた壁が取り払われたような感覚を感じた。
そして、優しい人達だなと思った。

このイベントでは韓国人留学生の子が本場の辛くない韓国料理を出してくれた。
辛くないと思って食べたら、やっぱり辛かった。
それでも全然辛くない、かなり抑えたつもりというあたり、文化の違いだなということを舌でしっかり感じた。
ほうれん草のナムルはニンニク味が効いていてすごく美味しかった。
風邪を引いていたこともあり、良い栄養補給ができたと思う。

喫茶Hは0時に閉まる。
しかしこのおしゃべりが思いのほか盛り上がり、結局朝の5時ぐらいまで話していた。

思うに、自分はここに来ることで学生生活をやり直している気がする。
学生時代は、本当に何も残らなかった。いくらか議論はしたし本も読んだ。でも、人を通じて世界を知ることはなかった。周りにいたのはあれもしたいこれもしたいという、夢を語る学生ばかりだった。
ここにくると、セクマイ当事者や外国人と自分が接してこなかった人々が隣に当たり前に座っている。それだけで世界が広がった気がする。
あと数ヶ月すればこの気楽な生活も終わるだろう。ほんのひと時の学生やり直し期間だ。



1/13(2118日目)
昨日に引き続いて喫茶Hに行く。
店に入ると、Tくんが飲み物の注文をしていたところだった。

ネガティブなことを喋ろうというイベントで、自分の意見の出し方がいかに困難かを伝えた。
改めて整理すると、自分は話の内容を聞き取り、内容からキーワードをいくつか引っ張り出す。それを文章になるように助詞を挿入しながら作り上げ、校正を行い、タイミングを図る。そんなことをしていると、時間が流れて別の話題に飛んでしまうのでせっかく作った意見はゴミ箱行きになる。

クマに喫茶Hでの愚痴を語る。
愚痴をたくさん言っているうちに、クマは少し喫茶Hについて興味を持ったようだ。
でも、積極的に誘うことはできなかった。
本当は積極的に誘いたい。しかしクマはあまりにも自由時間が少なく、興味もまだ薄い。
その事情を敢えて目をそらしてまで一緒に行こうと誘うのは自分のエゴ、暴力になると思った。


1/14(2119日目)
22時頃、買い物に出た以外は外出をしなかった。

薬を飲んで、寝るを繰り返しているうちに少しずつ喉の風邪は良くなってきた。
まだ喉が腫れている感じは残っている。


2019/01/29

ここから風邪が長引くとは、全然思っていなかった(2106日目~2112日目)

1/1(2106日目)
年が明けた。

初詣に行く。
いつも屋台が出ている神社の境内は、今年は全くなかった。
今年だけ屋台がたまたま出なかったものだと信じたい。
おみくじをひくと小吉が。
それではいやなので、もう一度ひくと吉。
もっといい運を、と思い引いてみたらまた末吉。スマホゲームのガチャ感覚になって来る。
もうこれで最後だと思ってひくと吉。

昼前親戚の家へ行き、お年玉やお土産を渡す。
帰宅後は笑点を見て、こたつで寝て、おせちを食べて過ごす。


1/2(2107日目)
弟と親戚のおばさん、父親の兄も交えて父親の今後について話し合う。
全員が集まったところで、父親には経済的な援助や看病はできない旨伝えた。
ただ、今のような捨て鉢な生き方はするな、子供の嫁、旦那、孫を見るまではしっかり生きろと伝えた。
自分なりに言葉を尽くして話したが、最終的には父親次第である。


1/3(2108日目)
今日はまた広島に帰る日。
昨日言いたいことは言ったので、若干気分はスッキリしている。

お土産を買う相手は限られていたが、買いすぎたような気がする。
弟が会社の人に配るにはあっさりした量で驚いた。

帰りも指定席だったのでゆったり過ごせた。
途中の博多で乗り換えるとき、こだまに乗り遅れそうになった時はヒヤヒヤしたが。
多少の遅れはあったものの、広島に帰ってこれた。
弁当を買って帰る。

夕食の弁当を食べながら一息ついていたとき、テレビの緊急地震速報が流れる。
熊本で震度6弱の揺れがあったとのこと。
後数時間遅れて帰っていたら、この地震に巻き込まれて帰れなかったかもしれないと少しぞっとした。


1/4(2109日目)
国保の保険料について役所に行こうと思っていたがだるくて行くのをやめてしまった。

腹が減るも外に出る気分になれない。
冷蔵庫に鍋のもとと、キノコと白菜が若干あったので、それで鍋を作る。
多少腹の足しにはなった。

クマは調子よろしくない。
クマ自身も抱えているものがあるようだ。


1/5(2110日目)
病院の日。
カウンセリングで父親のことを話す。
ようやくスッキリした感じがある。
帰りにイオンに寄り、帰宅。

帰宅後疲れてしまい、そのまま寝た。
日付が変わろうという時間に晩飯を作る。


1/6(2111日目)
土産を渡しに喫茶Hに行く。
渡したところで受け取ってもらえるか、嫌そうな顔されるんじゃないかと思いながら気の重い感じで向かう。

土産は喜んでもらってくれた。
鹿児島に行ったことがない人たちばかりのようで、かすたどんを物珍しそうに食べてくれた。
かすたどんをきっかけに話がはずみ、初対面の人と会話がはずんだ。

ここにはいろんな人がいる。
ろう者の人、教育システムが嫌になって大学を中退した元芸大生、韓国からの留学生、働きたくないで収入を得る方法を本気で考えている人。3度来ただけなのに自分と違う世界で生きる人が目の前に現れる。

クマと夜話す。
つい、自分が普段思っているも抑えていたものが噴出してしまい、そのことでクマを混乱させ悲しませてしまった。
言ったところで劇的にどうなるわけでもないのだ。


1/7(2112日目)
悪夢を見た。
老婆がどこまでも追いかけてきて狙った自分の生気を奪い取ろうとする。
それもしつこく、執念深く。

起きたら汗びっしょりで体中の力が抜けていて、肩も腰も痛かった。
風邪だと思い、風邪薬と栄養ドリンクを飲む。
ここから風邪が長引くとは、全然思っていなかった。





2019/01/24

いつもの年越しの夜だった(2096日目~2105日目)

12/22(2096日目)
今日は冬至。
この日の天気は曇っていたものの、時々日差しを感じる瞬間もあった。

午前は病院。
今度は保険証を持っていったので、前回10割負担で支払った分を払い戻してもらった。

万札が入っているといい気分になる。久しぶりに本でも買うかとショッピングモールに寄る。
だが、いざ本屋に入ると本気で金を出して本を買おうと思っていない自分に気づき何か買うのはやめた。

ヒロシの最新刊が置いてないか見てみると、2冊売られていた。
ペラペラとめくってみると、まえがきからヒロシは強気だった。自叙伝的本にあった「毒にも薬にもならない」とか「読んでも何も残らない」とか弱気なところは全くなかった。
(ビジネス書というのは弱気を見せてはいけないのだろう)

少しでも寝心地を良くするためにネックピローを買う。

帰宅後は昼寝をして、飯を作って食べて寝る。


12/23(2097日目)
最近思うのはヒロシに気持ち悪いファンがつくようになったということである。
「迷宮グルメ」が旅番組を見飽きたアラサー以上の世代に刺さり、知る人ぞ知る旅番組的扱いになった。
ヒロシのぼっち的思考にも共感し、本人の人柄の良さも相まって更に熱狂的ファンが増えるようになった。
ヒロシの主なファン層は30代以上の女性と見られる。2004年頃のヒロシにヒーヒー言って生活が落ち着いたこの頃また回帰した世代だ。
幸い、彼らの多くは自分たちのことを気持ち悪いと自覚し、迷惑な行為は控えている。

最近読んだ2冊の本の感想を書くだけで1時間半ほど使ってしまった。
本の感想を書くだけだが、1冊あたり30分以上はかかってしまう。


12/24(2098日目)
最近興味のある喫茶店がある。
そこは本があって、好きな本をコーヒーを飲みながらゆっくりできる場所。
場所もそこそこ近い。

今日そこで興味深いイベントをやっていたので、参加しようかと思っていた。
しかしどうも足が向かない。単に知らない場所に飛び込むというのが怖かったのだ。
それでも行こうか、いや行くまいか散々迷ってグズグズしているうちに、イベント開始時間を過ぎてしまった。
また機会があったら行こう、ということにした。

深夜、食事を買いに行く。
クリスマス・イブというだけあってチキンがたくさん売られていた。
時間的に半額近くにまで値下げされていたのでこれはラッキーと買い込んで食べた。


12/25(2099日目)
夕方、クマと会う。

駅ナカの喫茶店で過ごし、暗くなってからイルミネーションを見に行く。
まだ時間があるので、近くの本屋に入ってブラブラする。
本屋デートは今までやったことがなかった。
クマは活字の本が嫌いなので本屋に行くことはデートコースから常に外してきたのだ。
意外にクマは本屋デートを楽しんでいた。

クマからクリスマス&記念日プレゼントにシェーバーをもらった。
いつかの約束でもらえると聞いていたので、シェーバーを買わずずっとカミソリを使い続けてきた。
今日からカミソリではなく、シェーバーの生活になるのだ。
充電して早速使う。なんということだ!キッチリそれて剃り跡もきれいだ。バリカンもついているから、伸びかけで気持ち悪い襟足もきれいにできる。素晴らしい文明の利器だ。

クマからいろんなプレゼントを貰ってきた
壁掛け時計、体重計、IHヒーター、シェーバー…
改めてこのような実用性を考えてくれるクマに感謝しながら過ごさねばと思った。


12/26(2100日目)
11時頃、県立図書館に行き本を何冊か借りた。
その帰り、喫茶Hに意をけして入る。

喫茶Hはちょうどその時イベントを行っており、自然にその輪に加わることができた。

イベントが終わり、これからどうしようかなと思っていた所、本を読んでいた学生が「僕の本を読む?」と話しかけてきた。
名前はTくんという。彼は大学生で自分が学生のように見えたからか、気楽に話しかけてきた。心細いところだったのでこれは心強かった。

夜になると、別のイベントが始まるという、帰るのも惜しいのでその中に加わる。
大変考えさせられるものであったが、自分の中のフィルターがはたらいて発言はできなかった。
しかし、自分なりにこのイベントに参加して思ったことを成果にしようと思った。

Tくんが本を忘れてそれを預かったので、またこのカフェには行くことになった。


12/27(2101日目)
9時半から失業保険の説明会があるので参加する。
これで1カウントとなり、来月9日の認定日に行けば数日後に失業保険が貰える。

夕方、弟と会って食事をする。
父親についての知っている限りの情報を伝える。
お通しで出てきたスナップエンドウとナスの煮浸しが美味しくて、そればかり頼んでいた。
刺し身や煮物も頼む。フライ系はどちらも食べたくなかった。
母親が昔作った煮物などが美味しいと思うようになった、そういう年にお互いなったもんだと笑った。

なかなか高級そうな弁当(余計にもらったという)をもらって、帰宅後昨日から考えていたことをやることにする。
昨日参加したイベントで取り上げた事項は、全国的な署名活動が行われており、行政レベルでも協力しているという。
署名の一覧をネットで見ることができたが、リストの羅列で正直見る気が失せる。そこで地図に落とし込んで可視化すればより見やすくなるのではないかと考えた。
そのための作業に取り組んだのであった。

その作業はなかなか時間がかかった。
明け方になって1/3ほど片付けてとりあえず寝た。


12/28(2102日目)
Tくんが忘れ物を受け取るというので前々日に訪ねた喫茶Hを訪ねる。

TくんはSDGsという今トレンドの環境学の分野を卒論にして書こうとしていた。
彼はエコツーリズムに関心があり、広島県が推進しようとしているピースツーリズムとどう融合するのか考えているようだ。

深夜にわたって食事を提供してくれると言うのでそのまま居座ることになる。
自分は前日からの作業の続きを行い、人が増えてきたら食事の数々をいただきながら周囲の人の話をぼんやりと聞く。
年が明けたらまた行くことが決まった。

喫茶Hは居心地の良い場所だ。
ここには多くの人が集い、語り合い、温かい空気に満ちている。
しかし、そこに馴染めていない自分がいる。
ここに来る人は「何者」かである必要があるように感じる。
自分は何者でもない。何かに取り組んでいるわけでもなく、意見を発するわけでもなく、ただホットレモネードをすするだけのカフェの消費者だ。
せめてここで何者であろうと自分はどうにか取り繕ってみる。

朝まで開いているというからグズグズ過ごし、始発の電車で帰る。
ひとまず10時まで仮眠を取る。



12/29(2103日目)
帰省する日。
11時半に弟と待ち合わせ、お土産を買って新幹線に乗り込む。
弟はもみじ饅頭、自分はカルビーのお菓子を買う。
カルビーのお菓子は正直買いすぎたと思った。

新幹線は指定席なので混雑とは無縁だ。
おとといもらった弁当について弟がぽつり。
「高級な弁当とコンビニの弁当って変わらんよね、弁当に高級さを求めてもね…」
大いに共感した。
昨日食ったその弁当は確かに美味しかったが、味を楽しむと言うより空腹を満たすために箸を動かし続けていたからだ。

新幹線を降り、バスに乗る。
その途中で気分が悪くなり、降車。
近くの商業施設で時間を過ごしているうちに回復し、なんとか帰り着いた。

いつもは帰るとホッとするが、父親のことが気になって気分が落ち込んだままだった。


12/30(2104日目)
父親が入院している市民病院に弟、父方の小母さんと向かう。
1年ぶりに会った父親は、痩せていて弱々しくなっていた。病人だった。

どういう状況か分からなかったので主治医の先生に話を聞く。

父親は、膀胱がんになっていた。原因はおそらく、タバコの吸いすぎだ。
現在父親の腎臓のうち、左が機能不全状態になっている。かろうじて右側で老廃物の生産を行っているも、普通に排出ができず、現在一時的に腎臓から直接管で尿を排出するようにしている。
このような状況になった原因としては、膀胱に腫瘍ができてしまったからである。
腫瘍は悪性で摘出の必要がある。不幸中の幸いだが、腫瘍は今の所他の分野に転移はしていないという。
今後については、しばらくしたら一旦退院し、自宅で養生した後腫瘍を弱らせるための治療として放射線と抗がん剤を投与するための入退院を2度ほど行う。腫瘍が取り出せるほど弱ってきた後、膀胱を全摘して、人工膀胱を取り付ける。

父親は、捨て鉢のようになっていた。
もうしばらくしたらあの世に行くもんだと思っていて、どこか深刻でもなさそうな雰囲気であった。
自分はそんな父親であってほしくなかった。
親が離婚して、経済的援助があるわけでなく父親らしいことをされたわけでもない。
正直、連絡がなければどんなに楽だったかと思う。
人生の半分以上を父親なしで過ごしたから、今の自分は父親なしで出来上がっている。そしてこれからの人生にも父親の存在はいらない。
それでも、自分の中には父親の血が混じっている。何の因果かこうして関わってしまった以上、父親が捨て鉢になってこの世から消えていってしまうことはしてほしくなかった。
このまま死なせることを許せなかった。子供の嫁・旦那・孫の顔を見てから死んでほしいのだ。

今後については、父親に関係するすべての人物を巻き込んでキッチリ話そうと思った。
父親の実兄も半ば強引に鹿児島に帰ってきてもらうように頼んだ。
父親の荷物も全部掻き出して、隠し持っていたタバコも没収した。生きてほしいから鬼になった。

鬼はうつむき加減で病院を後にし、食欲もない状態だった。
お通夜みたいな雰囲気でバスに乗り込み、帰宅した。

23時頃、クマに今思っていることを話した。
縁を切るという言葉だけは言わないでねというアドバイスをもらった。


12/31(2105日目)
ほとんど1日死んだように眠っていた。

妹が帰ってきて賑やかになった。
妹はより大物感になって帰って来た。
母の座椅子に座ってふんぞり返る様は女帝のようである。

紅白を見て、ジャニーズカウントダウンを見て年越し。
「年のはじめはさだまさし」を見て就寝する。
いつもの年越しの夜だった。












2019/01/16

クローゼットで読書は、もうしない(2089日目~2095日目)

12/15(2089日目)
8時に起きたらクマから今日会わない?とメッセージが。
暇だし会おうと言うと、記念日のお祝いにカフェに行こうと誘われ行くこととなった。

クマが以前から行きたかったというカフェに行く。
よく髪を切りに行く理容室のすぐ近くにあり、高級そうで入りにくいなと言うイメージの強いところだった。
入ってみると、意外にリーズナブルで、写真映えもよいパンケーキが出てきた。
他愛もない話をしながら、朝ののんびりした時間を一緒に過ごした。

DVDやCDを借りて帰宅。
帰宅後横になったかと思ったらそのまま昼寝。目が覚めたら21時ごろ。晩飯を作ろうかと思ったが、この眠気を振り払ってでも晩飯を作らなくて良いだろうと結論に達する。
だからそのまま寝た。


12/16(2090日目)
1日雨が降る。
19時過ぎに雨が小康状態になったので、買い物に出かけた。

「西郷どん」が終わった。
鈴木亮平は、大らかでまっすぐな吉之助を見事に演じきってハマり役だったと思う。
瑛太の一蔵は、常にクールで感情を抑えないといけない役どころをこれまた見事に演じきった。
この他にも素晴らしい演者たちに囲まれていて、一年通して見て本当によかったと思うドラマだった。
残念なのは、47回と数が少なかったこと、それぞれが吉之助よりも一蔵に時間を割かれていたと感じたこと。
最終回だけ観ると「西郷どん」じゃなく「一蔵どん」じゃんと思えてならない。


12/17(2091日目)
どこか外に出なきゃと思い、バスに乗って中心部の本屋へ。
本を買うのではない。読みたいと思った本をピックアップしに行くだけ。
アマゾンや書評サイトを見ても読みたい本はなかなか見つからない。そもそも誰かが薦める本から読みたいという感情が湧くことがほとんどないので、自分が読みたい本は自分で手にとって読むほうが探す上で非常に効率的なのだ。

広い書店内をウロウロ1時間半近くさまよう。読みたい本が6冊見つかった。
5冊ピックアップすることが目標だったので、バスに乗ってでも行った甲斐はあった。
その6冊のほとんどが図書館で借りられることもわかったので、当面読む本には困らなくなった。

「グランド・イリュージョン」(原題:Now You See Me 2013年 アメリカ・フランス)を観る。
久々にDVDを借りて映画を見た。
トリックのことなど考えず、華やかかつ、壮大な雰囲気を楽しむものだと思った。
つまりトリックを見破ろうとする専門家気取りになるより、目の前のトリックの前にあっけにとられる観客に徹するほうが楽しいのだ。


12/18(2092日目)
本を借りた。
昨日本屋で探し回った読みたい本を図書館で借りられるか検索してみたら、何冊か見つけられた。
それらの何冊かは今すぐ借りられるのでいいタイミングだということで、本を借りた。

買い物もした。


12/19(2093日目)
模様替えをする。
模様替えの目的は、クローゼットで読書できるようにするためだ。
そのためには、クローゼットに乱雑に放り込んでいる諸々を引っ張り出し、捨てるなり別の場所に配置換えするなりして空間を作る必要がある。

まずはその空間づくりから取り組んだ。
まずベッド下にあった衣類ケースを机の横に積んで、ベッド下のスペースを空にする。
そこにクローゼットから出したカーペットやカバンやらを置いていく。
着なくなった衣類や不要のハンガーはゴミとして処分。
それと並行してフローリングの掃除機がけ。

1時間くらい作業したことで、クローゼットの中はきれいになった。
なんとか人ひとり入って読書できるスペースは確保。
さっそく読書といきたいところだったが、眠くなって昼寝。


12/20(2094日目)
買い物に出かけた。
これ以上のことは思い出せないので、きっとベッドでゴロゴロしながら過ごしていたのだろう。


12/21(2095日目)
正午まで寝ていた。

クローゼットに入って初めて読書してみる。
デスクライトをクローゼット内に引き込み、クッションやまくらを置いて長時間の読書にも耐えられるよう環境を整える。
見た感じでは読書に適したように見えたので、中にこもって読書をしてみる。

クローゼットに入って読書をするのは正直イマイチだった。
まず狭すぎる。
横80センチ、奥行き50センチという浴槽並に狭い空間では同じ姿勢しか取れない。
すぐに腰が痛くなってしまった。
明かりのとり方もよろしくない。
空いたところにうまくデスクライトを置くことはできたが、明かりを照らすと手元が影になって写って読書をするには影が気になる。
もう少し広い空間(たとえば押入れ)だったら読書は十分できるだろうが今のクローゼットでゆったり読書はできない。

結論。
クローゼットで読書は、もうしない。



2019/01/07

寝心地最悪のベッドの上で思い切り足を伸ばして寝るのであった(2082日目~2088日目)

12/8(2082日目)
病院に行く。
保険証は発行されないから10割負担だ。
診療費と薬代で1万円ちょっとだった。

帰りに服を買う。
部屋着用のズボンと、外出用のズボン、シャツを買う。
これだけのものを買うのは久しぶりだ。体型も変わってしまっているのでそれに合わせた買い物ができてよかった。

ポストを確かめたら速達で離職票と資格喪失証明書が届いていた。
速達で届くとは思わなかった。
一瞬送るのを渋っているのではないかと思った自分を恥じた。


12/9(2083日目)
1日家で過ごす。

最近昼はラーメンにレトルトご飯を入れて雑炊にして食べることが多い。
ラーメンの残り汁にごはんを、だなんて…と思って食べずに嫌っていたが実際食べてみると殊の外美味しい。
すべてのラーメンが雑炊向きではないが、ご飯を入れて食べてみると美味しいし、腹も膨れる。

これを食べるとき雑炊用の木のスプーンを使っている。
もともとカレー用と思って間違って買ってしまい、底の浅いスプーン扱いとなって少々厄介者になっていた。
実際、雑炊を食べるために使ってみるとこれがすごく使い心地がいい。
このスプーンはようやく居場所を得られた。


12/10(2084日目)
朝頃起きたが、その後二度寝してしまい起きたのは14時だった。

起きてからは行動は早かった。
昼食を食べ、身支度を整え家を出る。
向かうのは区役所。保険証を手に入れ、年金の納付免除申請を済ませるのだ。

書類が揃っていたこともあり、保険証は簡単に手に入った。
意外だったのは納付金額。前仕事を辞めたときの感覚で月2,000円くらいかなと思っていたら、次引き落とされる金額は1万円強だった。
隣の窓口で年金の納付免除申請を済ませて、今日のミッションは終了。

明日はハローワークに行くので、雇用保険の手続きに使う写真を撮って風邪薬を買って帰宅。
米を炊こうかと思って米袋を見ると、1合も炊けない量にまで減っていた。
明日は午後から雨なので雨が降らないうちにハローワークに行って、米やら食料を買い出すことになる。


12/11(2085日目)
9時半ごろハローワークに出かける。
外に出たら小雨が降っていた。前日天気予報を見た時は雨は降ってなかったはずだが予想を大きく外す。

受付がどこか分からずウロウロしたあげく、障害者雇用の窓口に案内される。
離職票を渡し、自己都合で辞めたのだけど本当は体調不良で辞めたのだと言って診断書のコピーを渡す。
体調不良になったことについて、いくらかの質問を受けた後、3ヶ月縛りのない「特定理由離職者」に認められることに相成った。
年末にある説明会に出て、年明けの認定日に行けば一度目の給付が受けられるそうだ。
このようにスムーズにいった背景としては、前職をハローワーク経由で応募してその後のフォローの情報も残っていたことが大きいと思われる。
何も残っていない状態で例えば別のハローワークに行っていたらここまでスムーズにいかなかっただろう。

ハローワークを出ると雨は更に強くなっていた。
家の食料がなくなってきたので、買い出しをして急いで家に帰る。
氷雨はいやだ。

クマは絶不調の時期にある。
冬に入り寒くなったことも重なりよろしくない。
この日は何もやることがないそうなので、休養ができたようだ。


12/12(2086日目)
自分の住むマンションが来週いっぱいで退去させられる。
それを偶然知り、荷造りをやろうかその前に引っ越し業者に電話して予約しておこうか、
いやそもそも住む部屋を決めなければ始まらないのでどうやって見つけようか、とてんやわんやした夢を見た。

今日は昼過ぎまで寝ていた。
クマは今日も予定なく、朝起きて反応できていたらクマを家に呼べたかもしれない。
早起きしなかったことを後悔した。

起きたら比較的動く。
洗濯して、ゴミを捨てて、予約していた本を借りに行った。
昨日ほど寒くないと感じる。


12/13(2087日目)
早く起きられた。
部屋の掃除をして、洗濯をする。
午後も眠くならず、ブログを書くなどして過ごした。

19時頃から眠くなり、2時間ほど寝ていた。
起きてもグズグズしていて、食料の買い出しになかなか行けなかった。
ようやくスーパーの閉店間際に行く。
お好み焼きが半額で買えたのでちょっと得した気になった。


12/14(2088日目)
昼過ぎまで寝ていた。

眠りたいが、外がうるさい。
車が走るシャーという音、トラックが走るときの重低音、嫌になる音だった。

それから逃れたくて、クローゼットの中で寝ることにした。
クローゼットは横80cm、奥行き50cmほど。
ただすぐ寝るわけにはいかない。
クローゼットの中には適当に畳んだ衣類やらタオルケットやらが乱雑に放り込まれていてとても人が入るスペースなどないからだ。

とりあえずスペースを作りたいので衣類等は放り出す。
うまいこと人が座って眠れるスペースができたので毛布を持ち込んで目をつむってみる。
悪くない。
内側から扉を締めたら漆黒の闇の世界。外の音も完全遮断というほどではないが音はだいぶ小さくなった。

ところが中で寝るとなると話は違う。
狭いスペース内で体も動かせず、丸まるようにして壁によりかかる。
最初はこんな寝方も悪くないかなと思っていたけど段々腰や肩が痛くなってきた。
結局15分ほど過ごしてクローゼットからは脱出。
寝心地最悪のベッドの上で思い切り足を伸ばして寝るのであった。





2019/01/06

正直すごく緊張していたが、やり取り自体は滞りなく済んだ(2075日目~2081日目)

12/1(2075日目)
今日から無職になった。
昨日までと比べて、少しビクビクするのが収まった気がする。

そのかわり無職でいることの不安が出てきた。
とりあえず健康保険の切り替えなど手続きは月曜にならないとできないので今は何も行動は起こせない。

夕方図書館に行き、予約していた本を借りる。
近くのユニクロに行き、シャツかズボンかないかと探したが、広すぎて見て疲れたのでやめた。


12/2(2076日目)
雨が今夜から火曜日にかけて降るらしい。
月曜に手続きのために役所に行くとして、雨が降る前に何か買い物をしておきたい。
そう思い、17時過ぎに買い物へ。

買い物を終え、スーパーを出ると雨が降り出していた。
やばいやばいと急いで帰宅。

よく寝るという習慣がなかなか抜けない


12/3(2077日目)
一日中雨。
役所に手続きに行こうと思っていたんだけど、今日はなんとなく行かなかった。

夜からシャワーを浴びて、外に干しっぱなしで湿気を含んだ洗濯物を取り込み、夕食を作って食べる。読書もする。
夜の時間はあっという間に過ぎてしまう。


12/4(2078日目)
帰りの切符を予約する。
本当は昨日手続きすればよかったんだけど、ぐうたらしてしまって予約するのを忘れた。
本命の切符は取れなかったけど、乗り継いで行くタイプの切符が取れたので良かった。

昨日行けなかった保険やら年金の手続きをしにいく。
国保に切り替えようとしたら、保険喪失の証明書が必要とのこと。
結局今日は何もできずに帰ることになった。
昨日行っても、今日行っても結果は同じだったのだ。


12/5(2079日目)
眠気覚ましの薬を買っていたことを思い出した。
ただそれはキャンデータイプのもので、コーヒー味になっているが実際薬なので苦い。
とても舐められたものではないので、金槌で袋の上から砕いて麦茶で一気に飲み干す。
そのおかげもあってか、ほとんど昼寝はなかった。

夕方買い物に出かけた。


12/6(2080日目)
1日家を出ずに過ごした。
急に冷えてきたと思う。すくない冬服でどうやって防寒をやろうか考えるも、
こんなことを考えるなら服を買ったほうがいいと思った。

ポストにそろそろ離職票や資格喪失証明書が届いてもいい頃だがまだ届かない。
このままでは土曜日の病院受診は無保険になってしまう。


12/7(2081日目)
今日もポストを確かめたら会社からの書類は届いていなかった。
どうしようかと思って調べると、「社会保険資格喪失書」というものが会社の資格喪失証明書代わりに使えることがわかった。
年金事務所でその書類をもらうと、資格喪失証明書代わりになって保険証が発行されるらしい。

年金事務所に行く。
ところが発行できないと言われてしまった。
なんでもこれが発行できるのは「協会けんぽ」に入っている人であって、自分のように「組合けんぽ」に入っている人間はやはり会社から資格喪失証明書を取り寄せる必要があったのだった。

資格喪失証明書をもらわないといけないので会社に電話する。
正直すごく緊張していたが、やり取り自体は滞りなく済んだ。


2019/01/05

野菜ジュースを飲んで「お疲れした」と自分を労った(2068日目~2074日目)

新年おめでとうございます。
11月分から溜まっている日々の記録を引き続き投稿します。



11/24(2068日目)
クマはハイな状態になっている。
特にお金の使い方が激しくなっているように感じる。

病院に行く。
今日はカウンセリングはないので、診察と薬を貰いに行くだけ。

帰る途中でお好み焼きを食べ、本を借りてCDと漫画も借りた。


11/25(2069日目)
起きて壁掛け時計を見ると、時計が2時15分で止まっていた。
もしや以前のように壊れてしまったのかと心配になったが、まずは単なる電池切れかもしれないから交換しようと思い、電池を交換。
新しい電池を入れた途端針が動き始め、単なる電池切れだったと安心した。

今日は何曜日だったかとふと思う。
日曜だったと思い出し、なんだかほっとした。


11/26(2070日目)
急かつ笹が鬱蒼と茂る細い山道を裸で走って上る、頂上はいい景色だったがすぐに走って下る。そんな夢を見た。
気になって調べたらあまりいい夢ではないようだ。

掃除機をかけて部屋の掃除。
エアコンのフィルタのホコリも吸い取った。
フィルタ掃除後、改めてエアコンを付けるとちょっと風の量が多くなった気がする。

その後買い物にも出かける。


11/27(2071日目)
午後外出する。
はじめに図書館で目当ての本を借りようと思って行ったら、臨時休館日だった。

予定が消えて急に暇になったので、伸びて気になった髪を切りに近くの理髪店へ。
1000円カットの店で、シャンプーや顔剃りがなかったのが意外だった。

さっぱりした頭で100円ショップで買い物、続けてレンジで温めて使う目元のカイロを買う。
カイロを早速使う。温めると小豆の匂いがする。かいだ途端気持ち悪くなった。小豆の匂いは嫌いだったのだ。まさか温めると小豆の匂いがするとは予想できなかった。
それでも目に当てると気持ちがいい。
目元用ではないが、首の後ろに乗せてもよい。

夜は鍋を食べた。


11/28(2072日目)
朝方嫌な夢を見る。よく覚えていないが土下座をしている夢だった。

午後、借りていた大方の本を読み終えたので返しに行き、ついでに本も借りる。
この日は図書館は開いていた。

そろそろ会社から退職関係の書類が届いていいものなのにまだ届かない。
毎日ポストの中身を確認する。


11/29(2073日目)
知らないうちに電気をつけ、エアコンを付けていた。

この日は帰省時の新幹線の切符を取る。
10時からネット予約が始まるので、一刻も早く取ろうと構えていた。
もしかしたら取れないかもと思っていたが、無事切符は取れた。

昼から急に眠くなり、6時半まで寝ていた。
特に夢は見なかった。


11/30(2074日目)
郵便ポストを覗いたら退職関係の書類が届いていた。
中身をあけると企業年金関係の書類だけ。
年金として受け取るか、一時金で受け取るかどっちかを選択して、とのことだったので、一時金をもらう方を選択する。
一時金が入ったら積立NISAでも始めようか。

午後買い物をする。
惣菜を買う。

12月1日0時。
3年3ヶ月の生活が終わった。
終わり方は悪かったが、よく3年間続けられたものだと思う。
出社拒否状態に入ってからは事務的な連絡しかなかったのは残念だが、まぁ事情が事情だけに仕方ない(自分も極力交わりたくなかった)。
ともかく終わった。
野菜ジュースを飲んで「お疲れした」と自分を労った。