2015/05/17

チータラを英語で言うと何か-僕の小規模な嘆きその58

・チータラの英訳を調べた話
このブログのアクセス数は基本的には気にしないことにしているが、時々無性に気になってアクセス解析を見ることがある。

その時にどんなキーワードでこのブログにたどり着いたか調べると色々面白いことが分かってくる。
先日調べたら「チータラ 英訳」でこのブログにたどり着いていたのを見つけた。

どうやったらここのブログにたどり着けるのかと調べてみると、どうやらヤフーで「チータラ 英訳」と検索すると13年の6月の記事にたどり着くようだ。
ちなみにその記事はDと飲んでその時にチータラを肴にした、という記事だった。なぜ英訳が紛れ込んだのかはわからぬ。

こんなワードでもブログに来る人がいるんだなふーんと思った次に「チータラ」の英訳はなんだという疑問が沸き上がってきた。そこでちょっと調べてみる。

そもそもチータラが生まれたのは1982年。なとり食品が「今までにない物を売りだそう」というコンセプトで売りだしたものだった。
いざ売りだすと大ヒット。後はご存知の通り、酒の肴チームのスタメンとして君臨し続けている。

そのなとり食品のパッケージを見てもチータラに対応した英訳は見当たらない。
正確に言うと「Cheese Tara」や「Chee-Tara」のような表記はあっても英語圏の人に通じるように英訳されていないのだ。

なとり食品の出番はここまでにして、今度は個人ブログを中心に調べてみる。
するとチータラを英語で言ってみたという人のブログ記事に当たった。
その人は「Cheese And Cod」(チーズと鱈)と呼んでいた。
根本的には日本語のチータラを英語に置き換えただけだからニュアンスは伝わりきってないだろう(それはブログ主も言っていた)。それよりも鱈をCODというのが驚きだった。もう少し長い単語なんじゃないかと思っていたから。

さらに調べるとJR北海道の車内販売でチータラが英訳付きで売られているという記事を見つけた。
それによるとチータラは「Cheese sandwiched with smoked cod」(燻製にした鱈とチーズをはさんだもの)という。
なるほどこれだとどんなものか想像しやすい。ただこれを聞いただけで果たしてはっきりとチータラを想像できるかは怪しい。
(文法的には「Cheese sandwiches with smoked cod」というのがもっと正しいだろうという意見もあった)

結論。
今のところはっきりチータラを英語圏に分かって貰えそうな英訳はなさそうだ。
ただ写真付きでCheese sandwiched with smoked cod(あるいはCheese sandwiches with smoked cod)と英訳をつけたらだいたい分かってもらえるのではないだろうか。
こういうものもNHKの「妄想ニホン料理」で扱ってもらえないかと思う。


・最近のニュースのその後の話
最近のニュースで気になったものが2つある。

1「ネパール地震でブータンはどうなったのか」
同じヒマラヤ山麓にあるネパールとブータン。
8000人以上の死者を出したネパールとブータンの位置関係は以下の通り。

左の細長い国がブータン。

ネパールからだいぶ近距離だという位置だが、実は地震の被害は少なかったようだ。
ネパール大地震の影響について ブータン政府観光局
震度は2~3、人的、物的被害はないとのこと。この位置にあるにも関わらず奇跡的である。
なお、ブータンは早速100万ドルの援助、医療団をネパールに派遣している。

ちなみにサッカーブータン代表は2018ワールドカップのアジア二次予選に出場する。
ワールドカップの地区二次予選に出場するのははじめてのことだそうだ。
一時は世界最下位争いを演じていたブータン代表はこのところ日本人監督の指導もあってか急激に強くなっている。応援したいところ。
ちなみにグループ一覧は次の通り(()は5/7時点のFIFAランキング)。
中国(82)
カタール(99)
モルディブ(140)
ブータン(163)
香港(169)


2「5月のイギリス総選挙でイギリス独立党はどうなったのか」
イギリス独立党は「EU離脱、移民の流入制限」を掲げる保守政党で歴史は浅い。
しかし欧州議会選挙、地方統一選挙で躍進し、ここ最近スコットランド民族党と一緒に勢いのある新勢力と紹介されてきた。
今度の総選挙では保守党・労働党に次ぐ第三党として躍進するんじゃないかということで日本からも多くのメディアが取材していた。

しかし総選挙後、日本のメディアからイギリス独立党はほとんど聞かれなかった。
理由は一つ。「1議席しか獲得できなかった」からである。
ただ、もう少しこのへんの事情を見る必要がある。

そもそもイギリスの選挙制度は単純小選挙区制、
一つの選挙区から1人の議員しか選出されない選挙区である。
比例選挙区はないので、日本のように小選挙区で落ちても比例復活することはできない。

イギリス独立党はほとんどの選挙区に候補を擁立した。
しかしその選挙区には(政策が似通っている)保守党も立候補者を立てていて、ことごとく保守党候補者に敗れている。
ただ、それぞれの選挙区では善戦していて2位や3位で落選している。
イギリス全体の得票率も約13%と、保守党労働党に次ぐ第三位になっている。
(同じくほとんどの選挙区に候補者を擁立した緑の党というのがあるが、こちらは約4%の得票率だった)

つまり結果としては1議席しか取ることはできなかったが、
全体の得票率では二大政党に次ぐ得票率を上げたということである程度の支持はあったと
見ることはできる。

ただ、イギリス有権者の13%の支持を得たとはいえ国会での発言力は1人だけという事実は揺るがない。(約5%の得票率しか上げなかったスコットランド民族党は56議席を獲得した)
実際、この選挙の結果を受けてイギリス独立党の党首はやめると宣言してそれをやっぱり撤回するという内部のゴタゴタが生じている。
党首のゴタゴタから見てイギリス独立党内部はこの選挙であるビジョンが打ち砕かれたみたいだ。
参考




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