・T橋の壁の話
自分の家の近所にTという橋がある。
直線距離で2,300m、自転車で1分足らずで行くことができる橋だ。
この橋を渡れば、図書館・美術館・商業施設と休みの日過ごしたいなぁと思える施設がたくさんある。
橋を渡って自転車で5分10分の距離だから行こうと思えば気軽に行ける。
でもこの橋が休日の度に見えない壁となって現れてくる。
今日は図書館に行こうと思っても、なぜか行く気になれない。めんどくさいなぁと思ってしまう。
これを自分なりに分析してみると、目的地に行くというよりも外出してT橋を越えることが面倒だと思っていることに気づいた。
それから自分はこの心理現象を「T橋の壁」と呼んでいる。
T橋自体はそんなに長い橋でもないし、越える事自体に物理的困難など何もない。。
そこに至るまでのめんどくささが壁となって現れる。T橋はそんなめんどくささの象徴として自分の中に存在する。
・文化の違いの話
職場のフロアには30人近い人がいる。
しかし、それぞれ違う仕事をしているし、仕事を通じて話をしようにもなかなか入り込む余地がない。
自分から飛び込むということもできないので、パソコンの画面を見ながらみんなが喋っているのを遠巻きに見つめている。そんな時孤独感が募る。
そういう時自分は「文化が違うんだ」とひたすら思い込むことにしている。
そう思うと、自分は他の人と違うんだと少しは割り込むことができる。
最近は毎日のように文化が違うんだと思うようになってきた。
あえて自分は人と違うんだと思うことで、自分で自分を責める気持ちを少しでも薄くしようとしているのかもしれない。
つまり自己防衛反応の一種。
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