・謎の事務所の話
自分が住んでいるマンションの1階には謎の空間があった。
店用のスペースかと思っていたが、店をやるには狭すぎる。
事務所にしてはこじんまりしている。
いったいどこのだれがこんなところを借りるんだろうと思っていた。
4月になり、家具やらパソコンやらが持ち込まれた。
配置を見るあたり、どうやら事務所になるらしかった。
だが、何の事務所かは全く分からなかった。
看板なんて掲示されていないし、ポストの名前もない。
ちらっと中身を覗いてもファイルやオフィス機器ばかりで、何をやっているのか想像できない。
さらに謎なのが、常時人がいる事務所ではないところだった。
朝から夕方まで誰かが詰めている様子は皆無で
時々人が入ったかと思うと、女性ばかり、それも子連れもいる。
ますますわからなくなった。
9月になり、ようやく正体が分かった。
この事務所で近々野菜の販売会をやるという張り紙が事務所の前に貼ってあった。
内容を見ると、非営利でやっている食育関係の団体らしい。
母親っぽい年齢の女性たちがいっぱいいる理由もようやく分かった。
そしてイベント当日。
機会があれば入ろうと思ったが、結局入れなかった。
だから一体何をしていたか、分からない。
後日、ガラス窓のすき間からちらっと見えた「トマト1個250円」
単純に考えれば高すぎる、でもこだわりぬいたトマトなら妥当、
高いのか安いのかよくわからない。
未だにあの事務所は謎だ。
・工場の片隅で読書をする話
昼休みの1時間、最初の25分は食堂で弁当を食べ、トイレを済ませた後
残りのおよそ30分は薄暗い工場の片隅に座って読書をする。
最初は工場と食堂を結ぶ階段の途中で時間までスマホをいじっていたが、
そんなに見たくないサイトを見ながら暇つぶしするのが退屈で、本を持ってきて読書をするようになった。
読むのは文庫本で短編小説が収録されているもの。
ズボンのポケットに入るし、30分位なら一編くらい読みきれるからだ。
作家は最初は重松清ばかり読んでいた。
短編集も多いし、元々好きな作家だったということもある。
そのうち東野圭吾だとか朱川湊人とか別の作家の本も読むようになった。
昼休みの工場にはほとんど人が入らないので、誰の目も気にせず本を読める。
昼休みのちょっとした楽しみになりつつある。
それでも人の目は気になる。
工場で読書をしているなんて、自分だけだろう。
他の人達はバラバラに行動している(タバコを吸ったり、車の中で過ごしたり、工場に入っても寝ていたりスマホをいじっていたり)し、就業規則を読んでも休憩時間は敷地外の外出を除いて何をしてもいいと書いてある。
だから自分が読書をするのは特に問題はないと思うが、その姿はなんだか見られたくない。
やっぱり彼は別の世界の人だと誤解されたくない。本を読んでいるくらいで。
だからズボンのポケットの奥まったところに文庫本は入れるようにしている。
ただ最近、仕事場の棚にスマホを置かせてもらえるようになったので、そこにも
文庫本を入れられるようにもなった。
そこでもあまり見られたくないように置きたい。
・印象の話
先日クマと会った時、
「トレンディドラマに出てくる人みたい」
と言われた。
どうやら、今の自分の髪型が、クマの中のトレンディドラマに出てくる人のイメージに
重なったらしい。
その後鏡を見る。
トレンディドラマなのか・・・?と思いつつ、誰かに似ているとふと思う。
自分の父親だ。
いつの間に父親に似るほど老けたのかと、鏡を見る。
いつもよりも長めに見ていた気がする。
2014/10/06
また一週間が始まるんだなぁと思いつつ眠る(557日目、558日目)
10/4(557日目)
朝早く起きた。平日とそんなに変わらないくらいだ。
日曜に開いている病院を探し、今度からそこに行けるように初診の予約を入れた。
午前、ダンボールの中のいらない書類やガラクタ、衣装ケースの古着を処分する。
だいぶスッキリした気がする。
昔撮ったクマとのプリクラの入った封筒を取り出したので、しばし眺める。
なんだか照れくさい気持ちになった。
午後、TSUTAYAでツタヤカードの更新手続きをして、
その足で繁華街へ行き、肌着とカーディガンを買う。
カーディガンは安い割になかなか使い勝手がいいと思った。
帰宅後、買い物ついでに毛布をクリーニングに出す。
初めて出したもんだから、ひと月もかかると知りびっくりした。
買い物に行く途中、近所の神社で秋祭りをしていることを知る。
日が沈んでから行ってみた。
立派な舞台はあったものの、屋台は一つもなく、近所の人の近所の人のための祭りという感じ。
アウェー感を感じてすぐ帰った。
1時過ぎ、ジャズ喫茶の主人に会う。
自分だけしかいなかったが、流れで声付きの配信、ついでにスカイプで話す。
話題は政治についての意見、仕事の取り組み方、後最近気になっている曲のことだった。
自分は以前、したいことリストに「喫茶の主人と時事問題について話し合う」という
ものを盛り込んでいたが、それが思いがけなく叶ったことになる。
10/5(558日目)
朝起きてしばらくして、スマホの画面が固まってしまった。
その状態が1時間も続いたのでただごとではないと思い、携帯ショップへ。
対処とその方法を教えてもらい、店を後にする。
CDを借りて、このまま家に帰るのが惜しかったので
目の前のバスに乗って無意味に繁華街へ。
そんなに美味しくないお好み焼きを食べて、
いくつか店の商品を見て帰っただけだった。
雨が降ってきたので急いで帰宅し、「飛べ!ダコタ」(2013年、日本)を観る。
日本人の誇りをコピーに使う辺り、今どきだなぁと思いつつ、
終戦後のそれも地方の寒村を舞台にして、戦争とは何かを考えさせる点では良かったと思う。
映画を見ながら眠くなり、4時間ほど寝た。
友達のLINEで起きる。
そうだ、今日Skypeで話すんだった。眠気眼でSkypeを起動する。
友達とは1時間半話した。
お互いの近況のことが話題の中心。
彼は今、大学の研究生として在籍しながら院の入学を目指しているらしい。
東京にはまだ慣れないようだ。
その後眠る。
また一週間が始まるんだなぁと思いつつ眠る。
朝早く起きた。平日とそんなに変わらないくらいだ。
日曜に開いている病院を探し、今度からそこに行けるように初診の予約を入れた。
午前、ダンボールの中のいらない書類やガラクタ、衣装ケースの古着を処分する。
だいぶスッキリした気がする。
昔撮ったクマとのプリクラの入った封筒を取り出したので、しばし眺める。
なんだか照れくさい気持ちになった。
午後、TSUTAYAでツタヤカードの更新手続きをして、
その足で繁華街へ行き、肌着とカーディガンを買う。
カーディガンは安い割になかなか使い勝手がいいと思った。
帰宅後、買い物ついでに毛布をクリーニングに出す。
初めて出したもんだから、ひと月もかかると知りびっくりした。
買い物に行く途中、近所の神社で秋祭りをしていることを知る。
日が沈んでから行ってみた。
立派な舞台はあったものの、屋台は一つもなく、近所の人の近所の人のための祭りという感じ。
アウェー感を感じてすぐ帰った。
1時過ぎ、ジャズ喫茶の主人に会う。
自分だけしかいなかったが、流れで声付きの配信、ついでにスカイプで話す。
話題は政治についての意見、仕事の取り組み方、後最近気になっている曲のことだった。
自分は以前、したいことリストに「喫茶の主人と時事問題について話し合う」という
ものを盛り込んでいたが、それが思いがけなく叶ったことになる。
10/5(558日目)
朝起きてしばらくして、スマホの画面が固まってしまった。
その状態が1時間も続いたのでただごとではないと思い、携帯ショップへ。
対処とその方法を教えてもらい、店を後にする。
CDを借りて、このまま家に帰るのが惜しかったので
目の前のバスに乗って無意味に繁華街へ。
そんなに美味しくないお好み焼きを食べて、
いくつか店の商品を見て帰っただけだった。
雨が降ってきたので急いで帰宅し、「飛べ!ダコタ」(2013年、日本)を観る。
日本人の誇りをコピーに使う辺り、今どきだなぁと思いつつ、
終戦後のそれも地方の寒村を舞台にして、戦争とは何かを考えさせる点では良かったと思う。
映画を見ながら眠くなり、4時間ほど寝た。
友達のLINEで起きる。
そうだ、今日Skypeで話すんだった。眠気眼でSkypeを起動する。
友達とは1時間半話した。
お互いの近況のことが話題の中心。
彼は今、大学の研究生として在籍しながら院の入学を目指しているらしい。
東京にはまだ慣れないようだ。
その後眠る。
また一週間が始まるんだなぁと思いつつ眠る。
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